リラクゼーションサロンは開業すると失敗することもある?個人開業するメリット・デメリットとは?
2024/08/28セラピストブログ セラピストコラム
リラクゼーションサロンを個人開業すると、失敗してしまうリスクもあります。
とはいえポイントをきちんと押さえ、開業に成功すれば人としての生き甲斐に繋がるのも事実でしょう。
そこで今回はリラクゼーションサロンを開業して失敗してしまう理由とは、どんなことなのかを解説します。
失敗してしまう理由を理解し、ポイントを押さえることで失敗せずに個人開業出来るようになるでしょう。
こちらの記事を読んで頂くことで、リラクゼーションサロンをうまく個人開業出来るようになります。
個人開業するメリットなどもまとめているので、そちらも参考になるはずです。
リラクゼーションサロンを開業する事は生き甲斐に繋がる
結論から言うとリラクゼーションサロンを個人開業すると、人生の生き甲斐に繋がります。
自らの手技のみで提供する施術で多くのお客様を喜ばせることが出来るので、セラピストという職業に誇りを持てるようになるでしょう。
ただしリラクゼーションサロンの個人開業はきちんと準備をしておかないと、失敗に繋がります。
どんなポイントで失敗してしまうことが多いのかを、次項でまとめたので見ていきましょう。
リラクゼーションサロンを開業して失敗する事例
リラクゼーションサロンを開業して失敗してしまう事例は、以下の通りです。
◎初期投資や固定費をかけすぎてしまう
◎コンセプトの設定が甘い
◎集客や業務の仕組み化が出来ていない
それぞれのポイントを、深掘りして解説していきますね。
・初期投資や固定費をかけすぎてしまう
リラクゼーションサロンの開業初期投資や固定費にお金をかけすぎてしまうと、失敗する可能性が高いです。
リラクゼーションサロンをオープンさせると初期投資として、機器の購入や家具の購入、消耗品の購入などをしなければいけません。
さらに固定費としてお店の家賃や光熱費、なども支払う必要が出てくるでしょう。
こうした初期投資や固定費にお金を使い過ぎてしまうと、資金が足りなくなりサロンの開業に失敗してしまうのです。
初期投資に関しては必要最低限の物だけの購入に留め、家賃などの固定費はなるべく高額にならない場所を選びましょう。
開業当初は自分で想像しているよりもはるかに売上が発生しにくい状態なので、サロンが軌道に乗るまでは支出を抑えるのがポイントです。
・コンセプトの設定が甘い
リラクゼーションサロンの開業では、コンセプトやターゲットの設定が甘いと失敗しやすいです。
こんなコンセプトのサロンにしたいのか、どんなお客様に向けたサロンにしたいのかを決め、そのコンセプトに沿ったお店作りをする必要があります。
お客様の年齢、性別、家族構成、悩みなどをよく考え、どういったお客様にどうなって欲しいのかが分かりやすいお店でなければ開業は失敗します。
また大手のリラクゼーションサロンに負けじと、多くのメニューに手を出し過ぎてもお客様に魅力が伝わらず失敗してしまうので注意が必要です。
・集客や業務の仕組化が出来ていない
リラクゼーションサロンの開業では、集客や業務の仕組み化が出来ていないと失敗しやすいです。
リラクゼーションサロンを開業したての時は、サロンの存在自体が誰にも知られていません。
なので継続的に集客する仕組みが必要ですが、この集客の仕組み化が甘いと失敗しやすいです。
広告を打つのも1つの方法ですが、多くの経費が必要なので継続性に欠けるでしょう。
SNSやインターネット、安定的に集客実現可能な”SEOの効いたHPの制作”などを活用して、集客や業務の仕組み化を進めるのがおすすめです。
月間の売上予算や、客単価などの数字設定も重要なので注意してください。
リラクゼーションサロンを個人開業して失敗しない方法
リラクゼーションサロンを個人開業して失敗しない方法を簡単にまとめました。
◎出来るだけ低コストでスタートする
◎お店のコンセプトやターゲットを明確化する
◎自分に合った集客方法を実践する
◎日々の売上とコストを踏まえ、常に業務改善をする
それぞれのポイントを、詳しく解説します。
・出来るだけ低コストでスタートする
リラクゼーションサロンを個人開業して失敗したくないのであれば、出来るだけ低コストでスタートするのは必須条件です。
お店の家賃や初期投資に、出来るだけお金をかけないようにしましょう。
固定費や初期投資を抑え、現金を出来るだけ残しておくことで売上が不安定な時期も安心して乗り切ることが出来るようになります。
無駄に支出を増やさない工夫が必要です。
・お店のコンセプトやターゲットを明確化する
リラクゼーションサロンを個人開業して失敗したくないのであれば、お店のコンセプトやターゲットを明確化させるようにしましょう。
どんなお客様に向けたどんなサービスをするのかを、細分化して考えておかないとサロン経営は失敗します。
出来るだけ細かなお客様のペルソナを決めて、そのコンセプトがぶれないお店作りにしていきましょう。
・自分に合った集客方法を実践する
リラクゼーションサロンを開業して失敗しないようにするには、自分に合った集客方法を考えて実践することが大切です。
集客というとチラシを配布したり宣伝広告をするのが真っ先に思い浮かびますが、それ以外の方法も沢山あります。
前述した通りインターネットやSNS、SEOの効いたHP制作などを活用してウェブマーケティング、オウンドメディア戦略も取り組みましょう。
どんな集客方法がいいのかは、セラピストの特性によって異なるので色んな方法に取り組んでみるのが大切です。
・日々の売上とコストを踏まえ、常に業務改善する
リラクゼーションサロンを開業して失敗しないようにする為には、日々の売上とコストを踏まえながら常に業務改善を行うのが重要です。
思ったほど売上が上がらないのであれば、売上を上げる努力も必要ですし、支出を減らす工夫も重要になります。
開業当初に予想していたプランとは違う状況になるかもしれませんが、そういった日々の軌道修正を行うことがリラクゼーションサロンの開業をうまくいかせるコツです。
日々状況の見直しを行い、ビジネスを出来るだけ早く軌道に乗せていきましょう。
リラクゼーションサロンを個人開業するデメリット
リラクゼーションサロンを個人で開業すると、考えられるいくつかのデメリットがあります。
◎自己管理を徹底しないと続かない
◎個人開業だと利益に上限がある
◎競合他社との差別化が難しい
デメリットについて、詳しく解説していきましょう。
・自己管理を徹底しないと続かない
リラクゼーションサロンを個人開業するデメリットの1つ目は、自己管理を徹底しないと続かないことです。
個人で起業すれば全ての業務を、自分でこなさなければいけません。
集客はもちろんですが、施術からお店の掃除施術後のケアなど全ての業務を自分で行います。
また日々の収支計算や確定申告なども自分で行う必要があるので、やらなければいけないことは多岐にわたります。
自己管理を徹底出来なければ、途中でビジネスがうまく回らなくなるので注意しましょう。
非常に強いメンタルも求められますので、病気にならない工夫と、体調管理を常に意識する必要があります。
・個人開業だと利益に上限がある
リラクゼーションサロンを個人開業するデメリットの2つ目は、個人開業だと利益に上限があることです。
個人開業だと全ての業務を自分でこなさなければいけませんし、施術出来るお客様の人数には限界があります。
どんなに頑張っても多くのスタッフで経営しているマッサージサロンに、利益金額で勝つことは出来ないでしょう。
より多くの利益を残したいのであれば、将来的に組織を大きくしていく必要があります。
将来的にどのようなビジネスに展開したいのかを、よく考えてサロン経営をしていくのが大切です。
・競合他社との差別化が難しい
リラクゼーションサロンを個人開業する際のデメリット3つ目は、競合他社との差別化が難しいところです。
リラクゼーションサロンで開業しているセラピストは沢山いますし、提供しているメニュー内容も似ているのが実情です。
競合他社と差別化をしたいのであれば民間資格を取得してお客様にアピールしたり、お店のコンセプトをはっきりさせて独自のお客様を集める必要があります。
いずれにしても経営計画の立案や、その後の軌道修正で独自性を打ち出さなければ競合には勝てないので注意しましょう。
リラクゼーションサロンを個人開業するメリット
逆にリラクゼーションサロンを個人開業する事は、多くのメリットもあります。
どんなメリットがあるのかいくつか書き出してみました。
◎自分の得意なマッサージで集客出来る
◎比較的少ない資金で開業出来る
◎体が健康な限りは生涯現役で働ける
◎お客様と繋がりやすく生き甲斐になる
メリットに関して、深掘りして解説していきましょう。
・自分の得意なマッサージで集客・活動できる
リラクゼーションサロンを個人開業すると、自分の得意なマッサージで集客出来るのは大きなメリットです。
マッサージサロンのセラピストとして雇用されているとお店が提供する施術に自分が合わせなければいけませんが、個人で開業してしまえば、自分の持つ得意なマッサージだけに絞り込むことが出来ます。
自分の個性を打ち出して集客することが出来るので、より自分の魅力をお客様に伝えやすいでしょう。
ただし自分が得意とすることとお客様の需要がマッチしなければ、売上に繋がりにくいので注意が必要です。
あまりに自分の好みだけを、優先しないようにしてください。
・比較的少ない資金で開業できる
リラクゼーションサロンを個人開業すると、比較的少ない資金で開業出来るのはメリットです。
リラクゼーションサロンを個人で開業すると、大規模のサロンよりも少額資金で開業が出来ます。
おおよその目安が500万円前後だとされていますが、設備等々にコストをかけなければもっと少ない資金で開業出来るかもしれません。
少ない資金で開業出来れば出来るほど、資金繰りは楽になってビジネスを軌道に乗せやすいのでおすすめです。
またリラクゼーションサロンは在庫を持たずに自分の技術力のみで開業出来るので、不良在庫が発生しにくいのもポイントでしょう。
スモールビジネスとして始めやすいリラクゼーションサロンの個人開業は、おすすめのビジネスの1つなのです。
・身体が健康な限りは生涯現役で働ける
リラクゼーションサロンを個人開業すると、体が健康な限りは生涯現役で働けるのもメリットです。
一般的な企業に就職し雇用されていれば、定年の年齢である60歳~65歳くらいまでしか働けません。
しかし個人開業していれば、何歳になっても施術をすればお客様からお代を頂くことが可能です。
将来の安定した収入源にもなりますし、お客様と関わることで人生の満足感も得やすいでしょう。
リラクゼーションサロンのセラピストとして技術力を身に付けた後は、個人開業を目指して努力すると将来性もあるのでおすすめです。
・お客様と繋がりやすく、生き甲斐になる
リラクゼーションサロンを個人開業すると、お客様と繋がって生き甲斐になりやすいのも大きなメリットです。
リラクゼーションサロンのセラピストは、1人1人のお客様との関係性が深くなりやすいです。
自分で施術したお客様の事はしっかりと覚えているはずなので、長期に渡って多くのお客様から感謝してもらえるでしょう。
段々と自分のファンになってくれるお客様が増えていけば、将来的な生き甲斐になります。
会社員として雇用されていると自分個人のファンではなく会社のファンになりがちですが、個人開業すれば完全に自分のファンになってくれるのです。
将来的に考えて、セラピストとして仕事に生き甲斐を持ちたいのであれば、リラクゼーションサロンで個人開業されることをおすすめします。
自分を応援してくれるお客様が増えていけば、集客も段々と容易になってくるはずです。
リラクゼーションサロン開業に関するまとめ
今回はリラクゼーションサロンで個人開業すると、失敗することもあるという内容を詳しく解説してきました。
本文中で述べた通りリラクゼーションサロンの個人開業は、失敗のリスクも当然あります。
しかしご紹介したようなポイントをきちんと押さえ、継続的にビジネスを見直すことで失敗のリスクは最大限に小さく出来るはずです。
もしリラクゼーションサロンのセラピストとして活躍したいのであれば、セラピストスクールに通ってしっかりとした技術力を身に付けるのがいいでしょう。
スクールに通って資格などを取得することで、個人開業もやりやすくなっていきます。