お盆が過ぎると毎年朝晩、すこしずつ気温が下がってきます。日中蝉の鳴き声が騒がしい季節も気が付けば終わりをむかえ、夕方になると家の周りでは鈴虫やコオロギの鳴き声が聞こえてきます。暑い夏はクーラーの効いた部屋から出るのも嫌になりますが、いざ終わりが近づいているとなると少し物悲しくなるもの。

風そよぐ ならの小川の 夕ぐれはみそぎぞ夏の しるしなりける(従二位家隆)

(訳)風がそよそよと楢の葉を吹きぬけるこの奈良の小川の夕方はすっかりと秋のような気配だ。でも、 川辺の禊祓（みそぎはらい）の行事をみるにつけ､まだ夏の季節であるのだなあ

昔覚えた百人一首の一句が頭にふとうかびます。夏の終わりのもの悲しさは、時代を問わないのではないでしょうか。

気温が急激に下がってくると体調にも変化が出てきます。くしゃみや咳が急に出るというのはこのシーズンによくみられる体調不良の一つ。これまで体が暑い環境に慣れていたのに、急激に寒くなると体調を崩しがちになります。

特に、寝るときの格好、気を付けてくださいね。

薄着でねていませんか。掛け布団もかけないで寝ていたりしませんか。

夜寝るときには体の温度が下がっています。それに加えて気温の変化で知らない間に体が冷え切ってしまうこともあります。

是非お体には気を付けてお過ごしください。

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