マッサージを受けた次の日がだるい!好転反応それとも揉み返し?
2020/12/07
2020/12/07
こんにちは!全国でリラクゼーション・マッサージを展開する「asian relaxation Villa」です。
突然ですが、マッサージやもみほぐしを受けた次の日に「体が痛くなる、だるい……」といったことはありませんか?
実はマッサージやもみほぐしを受けた翌日に、体の痛みやだるさが引き起きる場合があります。
これらは、「揉み返し」や「好転反応」と呼ばれるもの。
ここでは、マッサージを受けた次の日に体がだるくなる理由と、揉み返しや好転反応の違いをご紹介します。
「えっ?揉み返しや好転反応って別のものなの?」と感じたお客様もぜひ参考にしてください。
本記事をご覧になることで、マッサージ後の良い体の変化を実感できるようになります。
マッサージを受けた次の日がだるいのは「好転反応」が要因
「マッサージを受けた次の日に、腰が痛い。なんだか疲労がたまっている」
このような経験をされるお客様も多いのではないでしょうか。
施術後に上記のような体の不調が現れる理由ですが、マッサージやもみほぐしを受けることで、これまで滞っていたリンパや酸素の流れが良くなり、毒素や老廃物が体中を巡るためだと考えられています。
このような状態を「好転反応」と呼びます。
好転反応とは、「好転」とあるように、体が正常な状態に戻る際に一時的に発生する「反応」のこと。
症状は「体のだるさ」や「かゆみ」、「体全体の痛み」など人によってさまざまです。
マッサージ後に不調が現れるため、びっくりされるかもしれませんが、好転反応は体が正常に戻る際に生じる一時的な不調なので、むしろ良い方向に転じている兆しでもあります。
好転反応は多くの場合、2〜3日経過すれば、正常に戻りますのでご安心ください。
体が良い方向に転じる兆しでもある好転反応ですが、大きく分けて4つの種類があります。
次章では、好転反応の種類と症状、対策についてみていきたいと思います。
好転反応の種類と症状について
好転反応には、大きく分けて以下の4つがあります。
- 弛緩反応
- 過敏反応
- 排泄反応
- 回復反応
一体どのような種類と症状があるのか具体的にみていきましょう。
弛緩反応
弛緩反応とは、マッサージやもみほぐしを受けた後に筋肉がほぐれることで、これまでたまっていた老廃物や毒素が体中を巡る反応のこと。
突如として老廃物や毒素が体中を巡るため、各器官が対応できず、倦怠感として体に不調をもたらします。
具体的な症状には以下のようなものがあります。
<症状>
- 倦怠感
- 眠気
- 疲れ
体が良い方向に転じる兆しとはいえ、急にだるくなると体も辛いですから、無理をせずに横になり休むようにしましょう。
人によっては体の倦怠感以外にも、発熱を伴うことがありますが、こういった場合には病院を受診されることをおすすめします。
過敏反応
過敏反応とは、マッサージを受けた箇所に、痛みやかゆみ、炎症などを発症する反応のこと。
好転反応が起きると、筋肉がほぐれ、血流の滞りも緩和され、一時的にこういった症状が現れることがあります。
具体的な症状には以下のようなものがあります。
<症状>
- 体全体の痛み
- 施術を受けた箇所のかゆみ
- 体に汗をかく
- 施術を受けた箇所の炎症
過敏反応についても、弛緩反応と同様に無理をせず、痛みや炎症がひどい場合にはしっかり休むようにしましょう。
排泄反応
排泄反応とは、体にたまった老廃物や毒素を体の外へ排出する反応を指します。
たとえば、汗、尿や便、皮膚に反応が現れることが多いです。
具体的な症状には以下のようなものがあります。
<症状>
- 吹き出物
- 発疹
- ニキビ
- 発汗
- 濃縮尿
- 下痢
排泄反応は、体の老廃物や毒素を外へ排出する反応なので、水分摂取を行い、できるだけ排出を手助けしてあげましょう。
また、下痢などが続くと脱水を引き起こすこともあります。
適度な水分補給で脱水を防ぐことも重要ですね。
不調が続く場合には、無理をせず病院を受診してください。
回復反応
回復反応とは、マッサージを受けたことで凝り固まった筋肉がほぐれ、血流が緩和し起きる反応のこと。
具体的な症状には以下のようなものがあります。
<症状>
- 発熱
- 吐き気
- 腹痛
- だるさ
- 女性の場合は悪血
回復反応についても、他の種類と同様につらい場合には、横になり体を休めましょう。
通常は、2〜3日で体調が戻りますが、あまり長く続くようなら病院を受診してください。
以上、大きく分けて4つの好転反応の種類と症状についてご説明しました。
施術後に上記のような症状が現れたら、好転反応を疑い、まずはゆっくりと体を休めてくださいね。
【注意】好転反応に科学的な根拠はありません
ここまでマッサージの施術後に現れる好転反応やその種類、症状についてご紹介しましたが、これら好転反応には明確な根拠がありません。
厚生労働省、医薬食品局食品安全部が発表した「健康食品の正しい利用法」の中には、好転反応について以下のような記載があります。
健康食品を食べて体調が悪くなったときに、「それは体の毒素が出ている時期」「反応が出るのは効果がある証拠」などといって使用継続をすすめるのは、いわゆる「好転反応」のことを指しますが、表現自体が薬事法違反にあたります。「好転反応」に科学的根拠はありませんので、商品説明の表現として好転 反応をうたうものには十分注意し、万が一、健康食品を摂取して体調が悪くなった場合には、すぐに使用を中止しましょう。
こちらの資料は、健康食品の正しい利用法についてまとめられたものですが、その中で「好転反応」を利用した効果、効能を掲載する表現は、「薬機法(旧:薬事法)」違反にあたると触れています。
また、好転反応に科学的根拠はないと説明されています。
このことを踏まえて、「マッサージを受けた翌日だから好転反応だろう」を過信せず、あまりにも症状が続くようなら病院を受診しましょう。
揉み返しとは?
ここまでマッサージを受けた次の日がだるい要因として、「好転反応」をご紹介しましたが、一方で「揉み返し」との違いを混同してしまう方も多いです。
ここでは、揉み返しとは一体どのような状態なのか、好転反応との違いについてご紹介したいと思います。
揉み返し
揉み返しとは、「施術による力が強すぎる」「間違ったツボを刺激してしまう」ことによって発生する筋肉の炎症のこと。
体が回復に向かう兆しである好転反応とは対照的に、体からの警告として現れるのが揉み返しといえます。
症状としては、以下の通りです。
- 施術した箇所が痛い
- 凝りが余計にひどくなった
- 施術した周辺だけでなく頭痛を伴う
このような症状が現れた場合は、揉み返しである可能性も。
揉み返しと好転反応との違い
揉み返しと好転反応を症状によって明確に区別することはできませんが、施術箇所やその周辺に痛みや炎症が現れた場合には、揉み返しである可能性があります。
一方で好転反応の場合には、施術周辺の不調というよりも全身に症状が現れる傾向。
なかなか判断が難しいとは思いますが、症状の出方によって区別してみましょう。
揉み返し、好転反応どちらにしても数日間症状が回復されない場合には、医療機関への受診をおすすめします。
まとめ
マッサージを受けた次の日から、体がだるいという症状がある場合には、好転反応の可能性が考えられます。
一時的に体がだるくなると、不安がつのるかと思いますが、体が回復に向かう兆しですので、ぜひ水分をたくさん摂り、ゆっくり休みましょう。
通常では2〜3日経過すると、状態が落ち着きますよ。
万が一、症状が長く続くようでしたら医療機関を受診してくださいね。
Villaの揉みほぐしは揉み返しのこない施術を取り入れています。
お客様によっては好転反応が現れる場合もありますが、1〜2日ほどすると「体が楽になった」という嬉しいお声が聞かれています。
他のマッサージ店の揉み返しでお悩みの方も、ぜひVillaへお越しください。
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